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次世代の笑いのカタチを開発せよ!お笑い×IoTハッカソン開催レポート

8/6(土)~7(日)にかけて「お笑い×IoTハッカソン」が開催されました。
大学生や社会人の12チームが2日に渡ってアイデアを練り、開発に取り組みました。
会場は7月に開催したIoTプログラミング速習会と同様、ニフティ様のご協力をいただき、セミナールームをお借りいたしました。

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貸し出し機器の内容

メーカー各社のご協力によりHue、Myo、mother、mesh、OLYMPUS AIRなど、既に実用化されているIoT製品の貸し出しも行われ、開発アイデアの一助になったようです。
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ハード

MOVERIO BT-200(スマートグラス)
エプソン様

hue(ライト)
PHLIPS様

OLYMPUS AIR A01(オープンプラットフォームカメラ)
OLYMPUS様

Mother(3D加速度計と温度計を内蔵)
FOX様

Myo(マイオ)
FOX様

MESH
ソニー様

Hacky
cerevo様

モジュール

3GPI(Raspberry Pi 向け3G通信モジュール)
メカトラックス様

■Raspberry Pi (電源、microSD、ケース付き)

■Arduino Yun (Wifi搭載Arduino)

■SIM
ソラコム様

センサー

静電容量式センサ
アップサイド株式会社様

■感圧センサー・抵抗器10kΩ

■曲げセンサー・抵抗器10kΩ

■温度センサー

■傾きセンサー・抵抗器10kΩ、LED。抵抗器330Ω

■超音波方式測距センサー・ペンヘッダ(1×7)

■超PSD測距センサーとPSD測距センサー用ハーネス・コンデンサ100μF

■超小型ブレッドボード・シャンパンワイヤ( (オス – オス 10本セット)

■ブレッドボード・- ジャンパワイヤ (オス – オス)orジャンパワイヤ (オス – メス)

■ピエゾ素子・ツェナーダイオード(5.1V)・抵抗器1MΩ・LED、抵抗器330Ω


開発スタート

まずはチーム内でディスカッションし、必要な部品を準備するところから始まりました。IoT開発に必要な部品類はチームで調達してきたり、準備されていた様々なセンサーやIoT製品を活用しての開発となります。

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午後は早速プログラムを始めるチーム、買い出しに行くチームなど、それぞれの開発アイデアを実現するために静かな戦いが進行していきました。

1日目の夜も徹夜で作業を続けたチームが半分ほど。深夜から未明にかけては、エナジードリンクタワーが立ちました。

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2日目、徐々にアイデアが形になっていく過程で、「これはどんなIoTになるのだろう?」と思わせるチームが多々ありました。

豚…?

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竹…??

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板に釘…???

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リ●ックマ…???

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ビニール?????

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午前中には、プログラムがうまく作動したのか、会場のあちこちから「できた!」「よし!」といった声が聞こえてきました。

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並行して、プレゼン資料の作成も行います。限られた時間の中で、審査員にしっかり伝えるためには、分かりやすいプレゼン資料を作ることも必要です。また、今回の開発テーマは「お笑い」ですので、笑いのセンスも求められることになります。これは意外とハードルが高かったのではないでしょうか。

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こちらは、プレゼン用の資料に使うイラストを描いてくださるイラストレーターのイケウチリリーさん。参加者の要望を聞き、すぐにイラストに起こしてくれます。

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プレゼン開始!

午後2時過ぎに開発終了!いよいよ発表に移ります。発表の順番は事前にくじ引きを行い、決定しました。
審査員はIoTのWEBメディア「IoT NEWS」の編集長 小泉耕二氏、エスキュービズム・テクノロジー 代表取締役 武下真典、エスキュービズム通商 代表取締役 真田幹己。

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①面白法人カヤックチーム【モーカリマイク】

企業チームが開発したのは芸人さんが漫才ライブ中に発したキーワードに反応し、デバイスやスクリーンにアフィリエイトサイトへのリンクが表示されるというもので、芸人さんにも儲けてもらおうという主旨
だそうです。豚のおもちゃに音声を認識するセンサーが取り付けられており、Googleの音声認識APIを利用して言葉をランダムに抽出します。そのものずばりな商品名を不自然にネタに織り込むなどして、漫才としても面白味をアップできそうですね。

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②よせあつめチーム【ARエスパー伊東】

社会人と学生の個人参加者による混成チームが開発したのは「高速で釘を打つエスパー伊東(でも実際はあんまり速くない)」を、Webカメラ+釘打ち台のマーカー、加速度センサーが搭載されたMyoと組み合わせることによって「高速で釘を打つエスパー伊東(に見える)」というもの。開発次第では、釘打ち以外にもツッコミの度に炎が上がるなど、様々な展開が見込めるということです。
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③チームニフティ【トイレまきまきくん】

企業参加ですが、一人で1チームのチームニフティはトイレットペーパーのホルダーをIoT化。使った長さを計測し、スマホに通知する仕組み。さらに通知は設定次第でTwitterやGmail、チャットツールなどにも投稿されます。これで突然の紙切れに備えることができるかもしれません。
また、スマホからホルダーに「早く出てほしい」「まだ余裕です」などのメッセージランプを点灯させる信号を送ることができます。

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④CodeITチーム【Next To The Stage~新たな次元へ~】

大学院生チームが開発したのは「お客さんにスマホアプリからボケの内容を投票してもらい、ネタに参加してもらう」IoT。選ばれたボケに対し、ハリセンでツッコミを入れると、ハリセンに搭載された「曲げセンサー」が角度を検知し、ゲーム画面上の相方(ゲーム開発環境Unityで構築)が殴られてネタが進みます。スマホを用いるため、VRなどと連動したインタラクティブなお笑いに進化させたり、機械学習を通して観客が求めるお笑いを追及することができるということです。

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⑤チームセンディ【笑いの視える化 Laugh Watcher】

大学生二名で取り組んだ「お笑い×IoT」は、首輪型のデバイスで検知した「笑いの振動」データをサーバーに収集、グラフ化し、データを活用していくというものです。リアルタイムで「盛り上がり」を表示したり、後から芸人さんが「ウケた時間帯」を振り返ったり、観客側は自分が受けた芸人をチェックすることができます。笑うことによる消費カロリーを計測することで、ヘルスケアとの連携も考えられます。

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⑥都エアラインチーム【た(わむ)れまく】

大学生チームが考えた「次世代のお笑い」は、ステージのIoT化です。ポリエステルシートにプロジェクターでコメントを流し、笑い声や拍手などだけでなく、観客のリアルタイムなコメントを流すことで、お笑いがインタラクティブに進化するというアイデアでした。スマホの加速度センサーを活用し、流れているコメントを弾き飛ばしたり、大きくするなどの制御もできます。

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⑦TKB48チーム【お笑いの未来 The Future of OWARAI】

こちらのチームが注目したのは「ツッコミ芸」。ツッコミが激しい漫才コンビでは、ボケ役に対する暴力をふるっているようにも見えるため、和を重んじて「ツッコマレ役」にツッコミをする、というアイデアです。ツッコマレ役には圧力センサーと曲げセンサーが搭載され、ツッコミを入れられた部分に対応してボケ担当の帽子や衣装が光ったり、音声を発するなどのリアクションを返せるようになっています。

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⑧be CHICKEN Breastチーム【竹害防止のための竹再利用が及ぼす影響削減】

タイトルだけではどんなIoT製品なのかわかりませんでした。竹に住む「月人(=かぐや姫をイメージ)」に防犯システムや脱出システムを完備した安全な竹住宅を提案するという、非常に意外性のあるアイデアに、審査員含め会場が笑いに包まれました。

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⑨メンデルチーム【NGジェスチャー、インタラクティブなお笑い】

大学生チームから、腕に装着したウェアラブルデバイス「MYO」がNG設定されたジェスチャーを検知すると、針が徐々に近づき風船が割れるというIoT製品が生まれました。ネットワークのトラブルにより、なかなか動作しないという展開でしたが、無事に風船が割れた時は、大きな拍手が沸きました。

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⑩リュウチーム【神のいる部屋】

社会人チームは、インプット側で何かアクションをすると、それに対応したイベントが起こるというアイデアで「サプライズで何らかの罰ゲームが発生する楽屋」を実現。「窓を開ける」というアクションに対し、方向センサーが反応して爆発音が鳴り、ライトが点灯する、「椅子に座る」と明暗センサーが検知し、タライが落ちてくる(という想定)のデモが行われました。使用できるセンサーが様々あり、アクションもいろいろと設定できるため、よくある「ドッキリ」を無人で演出できるというIoT製品です。

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⑪Ottsuチーム【SMILE LOG】

社会人チームが開発したのは「笑った瞬間を記録する」IoT。お笑いというより、日常的な「笑い」をテーマにしたアイデアです。
笑った瞬間に画像や音声、場所などのデータを取得し、クラウドに保存。後から日記形式で振り返ることができるというものでした。
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⑫HEMZ2.0チーム【バリバリツッコミン】

最後は事情によって四人が二人になってしまった大学生チームです。リアクション芸を引き起こす、ツッコミIoTを開発しました。高周波のビリビリデバイスを芸人に装着、観客がスマホから芸人にツッコミを入れると、インターネットを通じて「ビリビリ」が芸人に伝わり、リアクション芸を引き出すというもの。
デモでは実際に審査員にバリバリツッコミンを装着してもらい、①ハリセンを振る②スマホアプリから信号を送る③遠隔地からスマホで信号を送る、の3パターンを実証。審査員が見事なリアクション芸を披露しました。
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持ち時間は各チーム8分で、審査員からのコメントや質問も活発に飛びました。
12チーム、ネタもアイデアもかぶらず、笑いの絶えない発表時間となりました。

審査員は別室で審査を行います。どれも秀逸な出来で、予定よりも審査に時間がかかってしまったほどです。
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気になる審査結果は…

そして、いよいよ審査結果の発表です。

まずは「お笑いのセンスがあるで賞」。be CHICKEN Breastチーム【竹害防止のための竹再利用が及ぼす影響削減】
高いプレゼン力と「やりきった」ところ、ツッコミどころが満載で「お笑い」コンテンツとしても面白かった、という評価でした。

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次に「技術力があるで賞」。都エアラインチーム【た(わむ)れまく】
参加チームが総じて技術力が高い中、「流れてくるコメントが飛んでいく」などのインタラクションを開発したところが高く評価されました。コメントだけでなく、このIoT製品を活用することで新たなお笑いが生まれる可能性も評価ポイントでした。

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ついに最優勝作品の発表です。面白法人カヤックチーム【モーカリマイク】
一番最初に発表したカヤックチームは、プレゼン内容、製品、デモまで含めて全体的なクオリティの高さが評価されました。アプリデザインもしっかり当ててあるところなど、総合力の勝利でした。
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受賞された皆さん、おめでとうございます!


審査員からの総評

IoTNEWS 小泉耕二氏

IoTに関するニュースサイトをやっているため、毎日IoTに触れているが、こんなに楽しかったイベントはなかった。プレゼン時間があっという間に過ぎた。お笑いというテーマだったため、参加者の皆さんも思い切ってできたのではないだろうか。
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エスキュービズム・テクノロジー 代表取締役 武下真典

脱落したチームもなく、皆さんの完成度の高さがすごいと思った。用意していたMESHなどのIoTツールも使ってデモをしていたところなど、スキルの高さも評価できた。
お笑いとIoTという遠いテーマ同士を多彩なアイデアで紐づける力もあるなと思う。実際に企業に売り込めるネタもあった。ぜひチャンスがあったら、実際に持ち込んでみてほしい。

エスキュービズム通商 代表取締役 真田幹己

世の中ではIoTについて、製造業以外での使い方がよく分かっていない。最先端の技術を持った人達と「お笑い」をテーマに本気で何かを作ったら、分かりやすいものができるのではないかと考えて今回のハッカソンを企画した。結果としてやって良かったと思う。
審査については接戦。本当に素晴らしい会となった。

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最後に、全員で集合写真を撮影しました!皆さんの達成感にあふれた笑顔が非常に印象的でした。

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二日間の様子は、FRESH!by AbemaTVで配信され、6万PVを突破しました。アーカイブでも見ることができます。



10/18(火)IoTカンファレンスでは、今回の最優秀作品がブラッシュアップされて展示される予定です。現在申込受付を開始しております。下記のサイトからお申込みください。
https://usable-iot.com/iotconference/

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