150526

iBeaconとは何か?~その特徴と活用法~

Appleの iBeaconテクノロジーはGPSと低周波Bluetoothを活用し、スマートフォンやタブレット利用者に近隣エリアの情報を送信するもので、ビジネス全般、特に小売販売店にとっては新しい可能性をもたらすものとして注目を浴びています。

つまりこの機能を活用することで、小売業者としては買い物客により個人的なサービスを提供することが出来るようになるのです。

加えて、この機能を使う事でオンラインと実店舗の間に存在する「ギャップ」も斬新な方法で埋めることが可能になり、コストを低く抑えられるのも魅力です。

このように上手に利用することで効果的なマーケティングを実現することが出来るiBeaconは、店舗内にいる買い物客に対してだけでなく、店舗外にいる消費者に対しても特売や新製品といったお知らせを発信することが出来るのです。その結果、当初は店舗に足を運ぶことを考えていなかった消費者が実際に店舗に足を踏み入れ商品を購入することになれば、これほど強力なマーケティングツールはありません。

また、リピート顧客に対しては特別にカスタマイズされたメッセージを表示することも出来、まさに小売業者側にとっても買い物客側にとっても便利かつ有益なシステムと言えます。

ここからは、実際に消費者に直接はたらきかけながらブランドへの強いつながりを構築するためのiBeaconの具体的な活用法を9つ例を挙げて見ていきます。


1.ロケーションに応じたメッセージ配信

店内の特定の売り場エリアにいる買い物客に対してカスタマイズされたメッセージを送ることによって、店舗全体を対象にしたWi-Fi、GPSを利用した広告以上の効果が期待できます。


2.店内広告配信

アプリ開発メーカーとの共同作業により、買い物客が店内を見て回る際に自動的におススメ商品やセールス商品をビデオ画像で表示することも可能になります。

また、会員ポイントの使用に対するお知らせや、クーポンの配信といった活用法もあります。


3.より広い消費者へのはたらきかけのツールとして

iBeaconを使用することによって世界中の様々な場所で買い物をする多くの消費者にはたらきかけることが可能になります。これは今までにない強力なマーケティングツールと言って過言ではありません。


4.商品の追加購入のはたらきかけ

小売業者にとっては、商品の購入決定時に追加商品の購入を提案することができれば大きな売り上げアップへと結びつきます。iBeaconの持つ機能では、買い物客が店内にいる段階でクーポンやプロモーションを提供することが出来る他、おススメ商品の情報なども発信することで商品の追加購入を促進させることが可能になるのです。


5.消費者の購買傾向を分析

この機能を活用することで、単に消費者とのより強いつながりを構築するだけでなく、これまでは実現が難しかった正確なデータの収集ということも可能となってきます。

具体的には、店舗周辺にどれだけマーケティング対象となる消費者がいるかを把握することで実際に店舗へ導くために効果的なマーケティング技術を適用させることが出来る他、店舗内での商品購入の際には同じiBeaconプラットフォームを使って支払いも済ませることが出来るのです。


6.場所を選ばずに消費者と繋がる

店舗の場所によってはWi-Fiシグナルが弱くなるケースがありますが、iBeaconのシステムはこういった場所での利用にも問題なく対応できます。

さらにモバイルビーコンテクノロジーは比較的経済的で、プラグに接続する必要もなく長時間使用も可能です。また、オンラインと実店舗での消費者の購買行動の違いを比較する上でも便利で、ここから得られたデータを活用してより質の高いカスタマーサービスを提供することが出来るのです。

実際の利用に際してはBluetoothが利用できる環境を確保し、ユーザーは専用アプリをダウンロードして使用可能な状態に設定しておく必要があります。従って小売業者側としては利用客にアプリをダウンロードして取得するよう積極的にはたらきかけることがカギとなってきます。


7.広告発信は頻度を考えて

このようにマーケティングには便利なiBeaconですが、必要以上に大量の広告を消費者に送信することのないように気を付けることが大切です。基本的には、受け取る側にとってその時に合った情報をタイミング良く送ることが重要で、こちらから送信する内容が相手にスパムだと思われるようではアプリ自体を削除されてしまうことにもなりかねません。

(引用元:Spam / buggolo


8.データ収集・管理

このシステムはビーコンから送られるシグナルをiPhoneが受信する形でデータを収集することで、より質の高いカスタマーサービスを提供することができるもので、買い物客が店内に足を踏み入れると同時に稼働して、店内の行動傾向に関するデータを分析することが出来ます。

また、こうして集められたデータを活用することで、マーケティング分野だけでなく店内ディスプレイの向上などにも効果を発揮するのです。


9.iBeaconと小売業界の未来

近い将来、iBeacon とAndroidを基盤としたビーコンシステムが小売業界の全てのステップで活用される日が来ると予想されます。

具体的には、買い物客が店舗に足を踏み入れると同時に特売などの情報を送信し、その店舗における主要製品の情報を掲載し、購入もこのアプリを通して済ませることが出来るようになるという訳です。

実際に、先ごろのiOS 8の発表に伴い、AppleユーザーはiPhoneを通して現在地に近い店舗に関するアプリを検索・ダウンロードすることができるようになっています。

現段階ですでにモバイルビーコンを有効活用できている小売業者はセールス面で大きな飛躍を遂げることに成功していますが、その要因としてはiBeaconを使う事でこれまでには不可能だった形で消費者とつながることができ、モバイル機器を通して消費者が喜ぶ「一段上」のサービスを提供できているという事実が挙げられます。

こういったレベルの高いサービスを競合他社に先駆けて提供することが出来れば、セールスにおいて大きなアドバンテージとなるのはもちろん、メディアの注目度も増すことで通常以上の広告効果も期待できます。

この記事は9 Ways to Use iBeacons to Engage Shoppersの記事をUsable IoT blogが日本向けに編集したものです。

関連記事

訪日外国人客が集まる街へ インバウンド地方創生プロジェクト
エスキュービズムニュースレター!
IoT用語辞典
お役立ち資料
無料ダウンロード
ページ上部へ戻る

運営者

  • 株式会社エスキュービズム
  • 〒105-0011 東京都港区芝公園2-4-1芝パークビル A館 4階
  • TEL : 03-6430-6730(代表)
  • HP:https://s-cubism.jp/