150703

IoTがもたらすストリーミング・データ分析

通常、IoT環境においては、デバイス機器やセンサーなどがデータシステムやオンラインネットワークと接続されています。この環境下では膨大な量の高速データが行き来する為、それを分析することにより、マーケティング戦略上で大きな効果が得られます。

例えば、Aberdeen投信投資顧問株式会社はIoTを通して得られたデータを活用して数多くの企業組織の現状を分析しています。最近では特にストリーミングデータ収集と分析に力を入れてより深いデータ解析を実施していますが、このIoTの「ストリーミング分析」は企業にとってどのような影響があるかを調査する為、同社はストリーミングデータ分析を実施している企業とそうでない企業との比較を行っています。

graph

一般的に収集されるデータには「有効活用期限」があるため、あまりにも情報が入ってくるのが遅れると全く意味をなさなくなってしまいます。

IoTを活用してストリーミングデータを活用している企業では、「人間の感覚」や「不完全な情報」などに頼っている企業に比べて27%も多くの事項を決定することができているとの分析結果が出ており、いかに情報量が業務上の決定事項数に影響を与えているかが見て取れます。

つまり、ストリーミング環境においては膨大な量のデータをコンスタントに処理することが出来るため、そこから得られるリアルタイムな情報は企業にとって非常に有用なものとなるのです。

Aberdeen社はストリーミングデータがどれほどユーザーの満足度やIoTの分析効果向上に影響を与えているかについても調査をしており、ストリーミングデータを活用して分析を実施している企業は、情報送信のスピードに対して特に満足度が高いということが分かっています。

やはり、IoT機器からリアルタイムで高速データが送信されてくる際に、しっかりとそれらの情報の受信に対応している企業は、データ分析をより迅速に実施することが出来るというのは誰の目にも明らかでしょう。

それでも、現状では50%以上のユーザーがIoTからのデータ送信スピードのさらなる高速化を望んでいるという状況です。

また、情報の伝達スピードが速まるにつれ、企業の上層部においては複雑な情報や膨大な量のデータを上手に管理して、意思決定素早く実践することが求められてきますが、この際もストリーミングデータの分析を活用することで意思決定プロセスをより素早く効率的に実行する事が可能になります。実際にストリーミングデータを活用していないケースに比べると、ここ1年で意思決定のスピードが向上したと実感している企業の数は55%も多くなっているという結果が出ています。

ストリーミング・データがリアルタイムで送信されてくる環境においては、変化をし続ける情報を常に分析することが出来るため、その結果行動にも素早く反映されてくることが期待できます。そして意思決定を行う際にも高速データを取り扱う事におけるメリット・デメリットを素早く見極めつつ、対象となる状況下で最新の情報と過去のデータを比べてその場で結論を出すことも可能になってくるのです。

これからは情報そのものが集まってくるのを待つ必要はなく、データ処理に時間が取られることも無くなるという訳です。

このように、IoTはコンスタントに現状分析の機会をユーザーに与えてくれることが分かっていますので、そこから得られた分析結果を効果的に適用させることによって他社に先駆けたビジネス戦略を実施することが出来るようになるのです。

この記事はStreaming Analytics and the Internet of Thingsの記事をUsable IoT blogが日本向けに編集したものです。

関連記事

訪日外国人客が集まる街へ インバウンド地方創生プロジェクト
エスキュービズムニュースレター!
IoT用語辞典
お役立ち資料
無料ダウンロード
ページ上部へ戻る

運営者

  • 株式会社エスキュービズム
  • 〒105-0011 東京都港区芝公園2-4-1芝パークビル A館 4階
  • TEL : 03-6430-6730(代表)
  • HP:https://s-cubism.jp/