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IoTプラットフォームの考え方~100万件の情報も土台がなければ成り立たない~


プラットフォームとは、土台のこと

プラットフォームとは、英語でplatformと書きます。そのシステムが動作する土台となる環境のことを指します。
土台となる環境ですので、プラットフォームがなければシステムは動作しません。
つまり、IoTにおけるIoTプラットフォームとは、IoTが動くために必須の土台となる環境のことを指します。

広くはIT用語として使われているのですが、その他の業界、たとえば、外食、家電、製造、金融などでもつかわれることばです。
さまざまな業界で使われているプラットフォームという言葉。どういったビジネスが展開されているかをチェックすることで、プラットフォームへの理解が深まります。プラットフォームがどのようなものか具体的にわかれば、IoTプラットフォームがどのようなものか、わかるでしょう。


プラットフォームとは具体的にどのようなものか?実例

では、プラットフォームの実例を見ていきましょう。
アシスト社では、企業のビジネスプロセスのデジタル化と、意思決定を自動化するためのディションオートメーションプラットフォームを、AEDAN(えいだん)と名付けて、発表しました。
判断意思決定の要因やプロセスの分解、ロジックの判定ルールの構築、意思決定のための予測分析などのフレームワークを搭載し、これらを活用することで、従来は人が行っていた意思決定の業務を自動化することができます。

IoT分野での活用としては、センサーが集めたデータを一箇所に集積し、分析して知見を導きだし、ビジネスに活用していくことができます。
IoTから集めたデータを整理して、分析し、意思決定を自動で行うことができるのです。
これも、IoTプラットフォームの一例となります。

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マーケティングに関するプラットフォーム

プラットフォームという言葉は、多くの業種で使われます。
株式会社ロックオンが出している「アドエビス」というシステムも、マーケティングプラットフォームとして活躍しています。
Web広告の効果を最大化し、可視化して測定することができます。
オウンドメディアにおけるコンテンツマーケティング、Web動画、テレビCMなどの媒体を使って、いろいろなユーザーログデータを収集し、マーケティングに活用することができます。
まさにマーケティングにはなくてはならないもののため、マーケティングプラットフォームなのです。


高校・大学向けの語学学習プラットフォーム

チエルが提供しているのは、高校・大学向け語学学習プラットフォームです。
教育現場では発音練習や音声指導に時間を割くことができない状況があるため、それらを打開するための語学学習の環境基盤です。
CaLabo Languageというシステムで、都内の都立高校の英語学習の教材としても使われています。
こうしたシステムも、プラットフォームと呼びます。
その他の授業支援プラットフォームなどもあり、連携することによってより効果の高い学習が可能となります。

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三菱電機の工作機械プラットフォーム

三菱電機が提供しているプラットフォームは、受注、生産、出荷までの工程をつないで、生産計画を柔軟化するM2Mプラットフォームです。
スマート工場を実現するために、工作機械とITをつないで、異なるシステムからデータを収集し、生産現場の改善を行います。
このプラットフォームは他社にもひろく開放され、データを活用したアプリを、他の企業が自由に配信できたり、アプリ開発キットも配布する予定です。
あらゆるモノがインターネットにつながるIoTが、製造業にも広がっていて、スマート工場の実現に一役買っています。


自動車業界のプラットフォーム

自動車業界でもプラットフォームという用語は使われています。
プラットフォームは車体の意味で使われ、同じプラットフォームを複数のメーカーが派生させることで、全体のコストの削減とスピードアップにつながります。
顧客のニーズにあわせてプラットフォームを提供していくことができるようになるのです。
ここでのプラットフォームは少々これまでとは意味合いが違いますが、自動車業界でも、プラットフォームという言葉が使われている良い例です。
同一のプラットフォームを使いながら、いかにして違いを作り出すかが、メーカーの技術力を発揮するところになります。
ジュネーブモーターショー2017でも共通プラットフォームは目玉で、共通プラットフォームをいかにして使いこなすかに注目が集まっています。

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IoTにおけるプラットフォームの役割

これまで見てきたように、プラットフォームとは、さまざまな技術のベースとなるものです。
たとえばIoTにしても、センサーでデータを集めるのに、毎回システムをゼロからスクラッチで開発していてはとても大変です。
そんなとき、IoTの共通プラットフォームがあれば、そちらを利用して、クラウドの処理やセンサーの処理などを一元管理してもらうことができます。
プラットフォームを利用することによって、よりサービスを素早く、迅速に、安価に開発できるようになるのです。
IoTのシステムは、センサーでデータを大量に集めてクラウドに送信し、クラウド側で何らかの処理を加えてスマートフォンで確認するという流れが多いですので、それらのシステムをトータルでサポートし、開発しやすくするのが、IoTプラットフォームの役割となります。


IoTプラットフォームが必要なワケ

たとえば、100万個のスマートロックを考えてみましょう。
スマートロックのIoTセンサーが100万個ある場合、クラウドには100万件のデータが送られてきます。
世界中からとてつもない数のデータがやってきたとき、正確に、なおかつ迅速に処理する事が必要です。
高速性・信頼性を問われるこれらのシーンで、そういった処理に耐えられるプラットフォームが必要です。

さらには、IoTのセンサー側まで処理を担当してくれるプラットフォームがあれば理想的ですね。
そうしたものが、IoTプラットフォームとなります。
IoTプラットフォームの導入によって、開発のリソースを製品のもっとも重要な機能に割くことができ、生産性が大幅にアップします。
つまり、自分たちで開発しなくとも、どこかから借りてこられる機能は借りてこようというのが、IoTプラットフォームの役割でもあります。
これによって、工数が大幅に削減され、開発がスピードアップします。

IoT製品の開発は、まず市場に出してみて、マーケットの反応を見て機能を追加したり削ったりしていく方法がベストです。
そのためには、IoTプラットフォーム導入によるスピード感の向上が欠かせないのです。

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IoTプラットフォームの例

さくらインターネットは、IoTプラットフォームをリリースしています。
モジュールやクラウドのサービスにかかっていた費用を課金し、センサーで取得したデータをクラウドにアップロードするのですが、その処理をある程度まで簡素化して、迅速に開発できるようにするものです。
メーカー側からみれば、モノづくりに神経を集中させることができます。
通信の部分にあまり気を取られなくとも良い、というメリットがあります。

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マイクロソフトのIoTプラットフォーム

Microsoft Azureは、プラットフォームの中でIoT開発にも使えるモジュールを提供しています。
機械学習プラットフォームで、クラウドにアップしたデータを、人工知能を利用して解析し、指示を出すことができます。
プラットフォームの上で人工知能が動作するため、連携の必要はありません。


課金IoTプラットフォーム

IoTサービスで一ヶ月1000円だとして、どのように課金すればいいのでしょうか。
そんなとき、ニフティクラウドのIoTプラットフォームです。
決済や与信などを担当してくれて、課金プラットフォームを利用して、ユーザーに課金することができます。

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IoTの開発では、プラットフォームを使おう!

IoTの開発においては、プラットフォームの利用が便利です。
開発のスピードをアップすることができます。
その分、他社のプラットフォームを使うことでコストはかかりますが、自社開発すればさらに予算はかかってしまいます。
外部プラットフォームの利用は、スピード感、コスト感を大幅に改善してくれるものなのです。

IoTの開発においては、サービスの核となる部分に、社内のリソースを集中させる必要があります。
そのため、他の部分は、出来る限り外部プラットフォームにまかせてしまうと良いでしょう。
良いプラットフォームとの出会いが、成果を分けることにつながるのです。


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