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「スマートシティ」の概念を掘り下げる~その定義と目指すところ~

スマートシティの定義

スマートシティという言葉からは、まずオンラインセンサーやデバイスを使って町の中で起こる営み(ごみの収集・電気・治安維持・駐車場管理など)に関する大量のデータを収集し、住民にとって有益なサービスを提供しようとするものであるという概念が挙げられます。またこれらのデータは市街開発にも活用されています。

ただ、これは簡単にまとめた形での定義に過ぎませんし、この概念でスマートシティの全てを語ることも出来ません。つまり「大量のデータを収集し」「住民にとって有益なサービスを提供しようとする」ことが机上の理論で終わらない様に実践していく事が大切になってくるのです。

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スマートシティの情報管理

スマートシティではコミュニケーションがカギとなりますが、実際にこの分野のサービスを提供する企業も出現してきており、クラウドデータ管理にとらわれずそれぞれの地域に適合したより効果的な情報管理を実現させています。

ただよく考えてみると、すでにこういったコンピュータによる情報管理は主要都市では実施されており、その範囲も信号機や下水処理、水道管にパーキングメーターに至るまで実に幅広くなっています。つまり、意識せずにも自然と大都市は「スマートシティ」化してきているのが現状です。

例えば新しい水道メーターを取り付けたり、パーキングメーターを新調する際に、インターネット接続デバイスを搭載しリアルタイムで情報を送信できるようにすることができます。こうすると簡単に膨大な情報が得られますが、肝心なのはそのデータをどのようにして管理して実用性の高い形で活用することができるかという点になります。

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スマートシティ構想の中での駐車場管理

2025年までに世界各国のスマートシティは毎年4000億ドルを費やすことが予測されています。IBM、Xerox、Siemens、Microsoft、そしてGoogleなどの企業がすでに積極的な参加をしており、近未来都市開発への投資に積極的な姿勢を見せています。

各主要都市には「デジタル開発担当」が配置され、高い報酬を得ながらスマートシティ化プロジェクトを推進し、オーストラリアのメルボルンでは今年スマートシティ博覧会も開催されます。このようなトレンドをみると、世界規模で進むスマートシティプロジェクトに対応したサービスを提供できるかどうかが各関連企業にとっては成長のカギを握るといって間違いありません。

ここで気になるのが「果たしてスマートシティ化プロジェクトは、机上の理論や都市の理想形としてのビジョンで終わってしまうことなく具現化させる事が可能であるのかどうか」といったところになります。事実、これまでにも似たようなコンセプトのプロジェクトが現れては立ち消えになった例というのは数え切れません。

一般的にスマートシティ化プロジェクトの機能は住民の目に触れることはほとんどないのですが、駐車場に関しては別です。すでにドライバーに空き状況を伝えるシステムが浸透してきており、民間企業から様々な関連アプリも登場しています。

スマートシティ化を進めていく中で、利用者の身近なところにある駐車場管理を整備していく事は「スマートシティ」の概念を可視化していくという意味で大きな意味を持っていると言えるのです。

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この記事はSmart Cities — A Good Idea or Boondoggleの記事をeCoPAブログが日本向けに編集したものです。

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