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コネクテッドカーから自動運転車へ~進化する車~

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自動運転車時代への布石となるコネクテッドカーの登場

かつては遠い未来の技術と考えられていた自動運転車。ところが近年では、ICT端末として、データの集積・分析を行い、緊急通報や盗難車両追跡システムを提供する「タイヤのついたコンピュータ」とも形容されるコネクテッドカーの登場により、レーダーやGPS、カメラなどを利用して周囲の状況を認識し人間なしで自動走行できる自動運転車の時代が実現化に近づきつつあります。コネクテッドカーおよび自動運転車についての海外大手自動車メーカーの取り組みについてご紹介します。

自社開発にも取り組むGoogle

大手自動車メーカーを差し置いて、最初に紹介するのは「Google」。Googleは、コネクテッドカーの取り組みとして、車内でスマホをプラットフォームとして使うための「Android Auto」を開発。自社のアンドロイド端末をカーナビと連動させ、天気や渋滞情報などを閲覧できるシステムを構築し、車内の快適化や運転効率・安全性の向上を目指しています。

他方、2015年には完全自動運転車(セルフ・ドライビング・カー)の最新モデル「Prototype(プロトタイプ)」による公道での試験走行を行っています。現在は、クライスラーの新型ミニバン(パシフィカ)をベースにしたプロトタイプ車の製造に着手しています。

テスラの自動運転機能付きモデル

テスラ・モーターズ(米)は、フォワードビューカメラやレーダー、360度超音波センサーによって自動運転を可能にした「Model S」の販売を開始しています。このモデルが搭載している機能は、リアルタイムの交通情報を利用することで安全にストレスのない自動運転ができるようになっています。一時停止や信号および通行人の監視をはじめ、自動駐車までを自動で行う、コネクテッドカーとしての機能を大いに活かした、自動運転車です。

雪道での試験走行にも成果を見せるフォード

フォード自動車は、2013年にコネクテッドカー関連会社を買収し、車載情報端末とアプリとを接続する仕組みの開発に着手しています。音声対話機能やカーナビの操作によってメールの読み上げや予定の確認など、アプリの車内における快適な利用を目指しています。また自動運転車に関しては、Googleとともにベンチャーを立ち上げ開発を進め、2016年に雪道での試験走行を実施。レーザー光を発して周囲の環境を把握するコネクテッドカーの技術「Lidar」により、スリップや車線逸脱のない走行をすでに可能にしています。

夜間の街灯などがない地域での、ヘッドライトなしでの走行実験も行われています。人間が運転する場合には欠かせないヘッドライトを点けずに、センサーの情報だけで走行する様子は、まるで超音波で障害物を検知して飛ぶコウモリのようです。

2030年の交通社会を想定したベンツの取り組み

メルセデス・ベンツは、ソフトウエア開発企業「ピボタル」と提携し、コネクテッドカー・アプリを開発中。スマートフォンを経由し、自動車を取り巻くリアルタイムな情報をドライバーに提供したり、補助ヒーターやドア施錠・解錠などの遠隔操作をしたりするなどしてより快適な自動車の環境づくりを目指しています。その一方で、2015年に完全自動運転のコンセプトカー「F015」を発表。2030年の交通社会を想定し、ミリ波レーダー、ステレオカメラ、超音波センターによって物理的な障害を感知・回避するシステムを搭載しています。

まとめ

このように、海外大手メーカーの取り組みはコネクテッドカーから自動運転車へと移行しつつあるようです。ゆるやかに移行する様は動物が進化をしていくようで、機械なのに非常に有機的な印象があるのが不思議です。
次回は日本での取り組みについてご紹介します。

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