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『つながる』は良いことか?スマート家電の未来

●目次
・スマート家電とは?
・日本のスマート家電のトレンド
・海外のスマート家電の例-AmazonとGoogleの戦い
 ■AmazonのAmazon Echo(通称Alexa:アレクサ)
 ■GoogleのGoogle Home
・Amazon EchoとGoogle Homeはどちらが勝つか?
・スマート家電は私たちの生活をどう変えるか?
・まとめ

自動掃除機ロボット「ルンバ」は瞬く間に世界中で人気の商品となりました。ボタンひとつ押すだけで勝手に部屋を掃除して、終わると自動的に元の充電場所に戻ります。

今までにも食器洗浄機や洗濯機など、ボタンを押すだけで全てが完結する家電は存在しました。

このような便利な家電が広まった理由は、『もっと楽になりたい』という人間の自然な欲求から来ています。
家事は長い間苦痛な作業として誰もが行うことを嫌がることでしたが、未来の世界では家事を苦痛に感じることが少なくなるかもしれません。

そこで今話題なのがスマート家電。現代の最新テクノロジーを駆使して私たちの暮らしをより楽にしてくれます。
今回は最新のスマート家電についてご紹介したいと思います。

スマート家電とは?

スマート家電とは、スマホやインターネットを活用した家電のことです。
例えば、家に帰る前にスマホで操作してエアコンをつけておくことで部屋の寒さ/暑さを調整しておいたり、冷蔵庫の中身を内蔵のカメラを使いスマホで見ることができるなどのインターネットを駆使した家電のことです。

今まで人間の目で見て確認したり、実際に操作していたことが、スマホなどを用いることによってより便利になるのです。

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日本のスマート家電のトレンド

日本のスマート家電は各家電メーカーで開発が進んでいますが、家電の一元管理という面で言えば進んでいません。

家電の一元管理とはどういうことかというと、複数ある家電(冷蔵庫・エアコン・照明など)を一括して操作することができる機器のことを指します。現在世界的なトレンドとして家電の一元管理のニュースが取りざたされていますが、日本はどちらかというと一元管理より家電それぞれをより便利にしていく方向で進んでいます。

例えばPanasonicの冷蔵庫は、冷蔵庫内にある食材をスマートフォンなどで把握することができます。すでに庫内にある食材を元に、Panasonicが提供するレシピ情報サイトでレシピ検索を行い、足りない食材をメールで送信することもできるため、わざわざメモを用意する必要もありません。献立をたてるところからスマホひとつで完結してしまいます。

また、扉の開閉回数についてもスマホでチェックすることができ、可視化することでさらに節電を意識できるようになっています。

東芝も似たような技術の冷蔵庫を販売しており、これから冷蔵庫はこのような機能を備えたタイプが浸透していくでしょう。

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海外のスマート家電の例-AmazonとGoogleの戦い

日本はひとつの家電を個別に操作するものがまだ主流ですが、海外の家電はというと日本のものと大きく違います。

従来の家電メーカーのみならず、GoogleやAmazonなども家電業界に参入しています。今回取り上げたいのはAmazonが販売しているAmazon Echoと呼ばれるものと、Googleが売り出しているGoogle Homeです。

この二つの会社が売り出している製品はどちらも一見スピーカーに見えますが、ただ音楽を流すだけではありません。

人工知能を搭載しているので、日常の質問に対して答えてくれるだけではなく、家電の操作なども行ったりすることができます。

■AmazonのAmazon Echo(通称Alexa:アレクサ)

AmazonはAmazon Echoという直立型のスピーカーに似た機器を販売しています。
人間がこれに話しかけることで、日常の細かいことに対してAmazon Echoが答え、また他の家電を操作します。

  • 予定を教える
  • 音楽をかける
  • 天気を調べて知らせる
  • タクシーを呼ぶ
  • 料理のレシピを検索する

これはまだ一部なので、Amazon Echoができることにはまだ幅があります。驚くべきことに、ユーザーが言ったことを覚えていくのです。これは人工知能を搭載しているからであり、日々学習したことを蓄積していきます。人工知能はAmazonだけでなくGoogleやAppleといった機器メーカーがこぞって研究を進めている分野でもあります。

Amazon Echoのような人工知能を搭載した生活家電は他のメーカーに先駆けて販売されたので、その技術に注目が集まりました。

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■GoogleのGoogle Home

上記のAmazon Echoに対抗するスマート家電のGoogle Home。先にAmazon Echoが人気となり、機能も似通っていることからよくこれと比較されることが多いです。

Google Homeの使い方はGoogle検索をする時に「オーケー、Google」と声に出して言えば検索してくれるように、スピーカーがこの掛け声と共にユーザーが希望する音楽をかけてくれます。

その他に照明を明るくしたり、暗くしたり、エアコンをつけたり、様々な操作を同調して行うことができます。

Amazon EchoとGoogle Homeはどちらが勝つか?

最新技術を紹介しているCNetの記事ではAmazon EchoとGoogle Homeのどちらが優れているかを独自の目線でランク付けしています。CNetでは結論としてAmazon Echoの方が総合的に優れているという意見でした。

同記事ではGoogleHomeとAmazon Echoの比較を行っているので、非常に興味深い内容です。
(以下引用。CNetの記事本文に記載の図表を元に筆者が日本語訳 ※クリックで拡大)

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翻訳元:CNet https://www.cnet.com/news/google-home-vs-amazon-echo/

Amazon EchoはGoogle Homeより少々割高ですが、ユーザーの言葉を覚えていくという特徴は特筆すべき技術だと思います。

しかしこのように比較してみると、どちらも機能自体に大きな差はそれほどないように見えます。あえて勝敗をつけるならば、やはり先駆けて販売されたAmazon Echoが優勢でしょうか。

これは両方ともに言えますが、良い点は他の電機メーカーと連携することで技術協力やビジネスの拡大を狙えることで、Win-Winの関係であると言えます。

またGoogleやAmazonがこのような家電を販売することで、自社が提供している音楽サービスや通販サービスをユーザーに使ってもらい、より利益をあげようという目的も非常にわかりやすいです。

スマート家電は私たちの生活をどう変えるか?

海外のスマート家電に見られるように、1台あれば他の家電と同期して操作が可能になるのは非常に魅力的に映ります。まさに魔法のような家電で、リモコンがどこにあるか探す必要もなく話しかけるだけで操作ができるのです。

問題点としては、ネットワークに繋がることで個人情報が外部に漏れないかという点です。意図せずに操作を誤ってネットワーク上に自分の個人情報が流出してしまうのであれば、元も子もありません。このような便利なものだからこそ、セキュリティについてもしっかり事前に確認して使う必要があります。

Google HomeやAmazon Echoのように家電を一元的に操作できる機器が主流になったら、私たちの未来はどうなるのでしょうか?きっと一元管理システム機器が故障したときにそれぞれの家電の操作方法がわからずに使えないということも、もしかしたらあるかもしれませんね。

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まとめ

スマート家電は登場してからまだ日が浅く、一般ユーザーにはその良さよりもインターネットに繋がることで浮上するセキュリティの問題のほうが心配です。
技術として非常に素晴らしいのは理解できるのですが、似たようなところで言うと、近年SNSでも「人とつながりたくない」ユーザーのSNS離れも起こっています。

今後スマート家電が爆発的にメジャーになったとしても、SNSの例と同じようにスマート家電離れというものが起こるかもしれません。ハイテクすぎると使いこなせずに疲れてしまうということも否定できません。

そのような意味でも、スマート家電は操作方法がシンプルであるべきですし、過剰に外部とつながる必要性もありません。閉じられたネットワークの中で使えるものがユーザーの求めているものであると言えるでしょう。

これはプライバシーの問題とも関わってくるので、スマート家電がヒットするためには、個人の生活に配慮した製品が求められることになるでしょう。

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