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民間でも公共でも!サイクルシェアはシェアリングエコノミー時代の自転車共有

民間でも公共でも、シェアリングエコノミーが進んでいます

サイクルシェアに乗り出す自治体や企業が増えてきました。いまは、「シェアリングエコノミー」の時代だと言われます。従来は個人が所有するものであった、部屋、車、駐車場、家電などが、どんどんシェアできるようになってきています。
断捨離がブームとなり、若者の物欲・所有欲が減少していると言われる今、シェアリングエコノミーは非常に興味深い経済現象です。

サイクルシェアの実証実験

今回の話題はサイクルシェアです。サイクルシェアは、文字通り自転車をシェアします。
従来でも、傘や自転車などのシェアは考えられてきました。ですが、回収がうまくできない、返却しない人がいる、などのトラブルに見舞われ、あまり浸透していなかったのが現状です。現に北海道函館市の傘の無料貸出シェアリングサービスは、返却がされないことで中止となってしまいました。自転車にも同様のリスクがあります。
函館市の傘シェアリングは、自治体が主導したものでした。このように、市区町村が主導してシェアリングエコノミーを展開するものがあります。それらは主に、公共性の高いものをシェアするときに限られています。

一方で、民間でもシェアリングエコノミーは進みつつあります。失敗はありますが、失敗から学びながら、ビジネスを推進していく必要があります。

シェアリングエコノミーを、個人でビジネスとして推進している人も増えてきました。民間のAirBnBなどを使って民泊を運営し、収益を上げる人なども出てきました。シェアリングエコノミーは、いまでは自治体や企業、個人などに注目を集めているのです。
その中でも、サイクルシェアは、どのような団体でも手軽に始められるサービスとして、普及が進みつつあります。

セブン-イレブンのサイクルシェア

セブンイレブンは、抜群の出店数を活かして、サイクルシェアをスタートさせました。東京都文京区、新宿区、千代田区、中央区、江東区、港区などの駐輪場付きのセブンイレブンで、サイクルシェアを借りて、6区200ヶ所以上の駐輪場で返却することができます。セブンイレブン以外の駐輪場でも返却できるのが魅力です。
2017年1月よりスタートしたサービスで、料金は一回あたり24時間で最初の30分が基本料無料の150円、それ以降は30分100円です。月額会員や1日パスなどもあり、一日かけて都内をサイクリングして回ったり、移動に使ったりなどの用途が考えられます。支払いはクレジットカードや交通系ICカード(SUICAやPASMO)などが使えます。

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サイクルシェア、どんな人がターゲット?

自分の自転車を持つ必要がなくなりますので、たとえば4月で上京してきたばかりの学生や新社会人などの利用が考えられます。引越し費用や家具家電の費用がかさみ、自転車までまとまったお金が準備できない、といった場合などに、月々の基本料が2,000円で利用できるサイクルシェアは非常に便利でしょう。通勤や通学など、30分以内の利用にも最適です。
平日だけ、といった利用方法も可能なので、コストをおさえて自転車をシェアすることにより、さまざまな可能性が考えられるでしょう。

また、インバウンドの外国人観光客へのサイクルシェアが考えられます。多言語対応したホームページを準備して、海外発行のクレジットカードや電子マネーを使えるようにすれば、日本に観光に来た外国人が、自転車でいろいろ見て回りたいというニーズを満たすことができます。そのようなニーズは確実に、なおかつとても多く存在し、ビジネスチャンスでもあります。
問題は、いかにして外国人観光客に認知を広げるかでしょう。ただ単に英語や中国語のホームページを作成するだけではなく、日本の交通ルール、交通マナー、自転車の返却、丁寧に扱うことが大切などの啓蒙もしていく必要があります。

NTTドコモと自治体の共同実験

NTTドコモでは、自治体と共同してサイクルシェアに乗り出しています。2016年には、200万回の利用がなされています。2011年には、4万回の利用でしたので、大幅な伸びです。「ドコモ・バイクシェア」と名付けられ、実証実験がなされています。

従来のレンタサイクルと違う点は、返す場所が借りた場所と違ってもよく、どこで返してもいいという利便性です。

自治体ごとに、「港区自転車シェアリング」「ちよくる(千代田区コミュニティサイクル実証実験)」など、名称はバラバラなのですが、どれも同一の実証実験です。
どこで返却してもよく、江東区で借りた自転車を、港区で返す、といったこともできます。「乗り捨て」ることができ、借りた場所に返す必要がないので利用者にとってはとても楽です。

サイクルポート(返却と貸し出しを行う場所)は、24時間営業で無休のため、利便性も高く、いつでも使えるのが特徴です。

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IoTを活用してのサイクルシェア

こちらのサイクルシェアの実証実験は、パソコンやスマートフォンから登録し、手続きをカットして人に会わずにサイクルを借りられるIoTを採用しています。自転車ごとにGPSがつき、使われている状況を管理しています。サイトにログインすると、自転車の利用状況がひとめでわかります。利用の予約、ポート探し、空き状況のチェックなどを行うことができます。

利用はクレジットカードだけでなく、パスモやSuicaなどの交通系ICカードも使うことができて、タッチパネルにかざすだけで使うことができます。ただし、事前登録が必要です。

IoTを使うことによって、申込みや身分証明書の提示が不要になるだけでなく、会員証が発行されるなどのわずらわしい手続きやカード類が増えることもなく、支払いのお金なども準備する必要がなくなるので、非常に簡単にIoTでサイクルシェアを行うことができます。

自転車に操作端末がついているので、ポートはただの駐輪場になっていて、他には何もありません。サイクルポートは、自転車を格納するラックがあるのですが、その範囲に収納しておけば、ラックがいっぱいでも返却することができます。そのため、ラックがいっぱいで返却できない、といった混雑する土地ならではのトラブルも起きません。

サイクルポートの空き状況は、IoTを使ってリアルタイムに現在の状況をチェックできます。実証実験と呼ぶにふさわしい大掛かりな仕掛けで、なおかつ場所を取らず、自転車についた操作端末とスマートフォンでサイクルシェアが実現できます。非常に便利な仕組みです。

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北京では、サイクルシェアが急速に普及

お隣中国の北京では、サイクルシェアが急速に普及しています。スマホのアプリを使って自転車の鍵を解錠し、利用が終わったら鍵をかけると、スマホアプリから自動でチャージされて精算が完了します。1時間あたり10円~20円程度で、非常に安く、どこで乗り捨ててもいいのが特徴です。カラフルな自転車が北京中を走り回っています。

タイヤはパンクしないように中までゴムで、GPSで場所がわかるので、業者が持って行かれてしまった自転車を回収したり、需要と供給が偏った場所を調整したりすることもできます。スマホでの決済も簡単で、アプリから手軽に決済できるので、利用が促進されます。

この仕組を使えば、人々の行動まで把握できるので、勤務先や行動範囲を狙った広告展開なども考えられ、ビジネスの広がりに期待が持たれます。すでに1億ドルの出資を受けた企業なども登場し、ビジネスとしても大きくスケールアップしています。2016年には存在しなかったビジネスですが、2017年に入って急速に普及しました。スピードもあり、中国の成長力を実感させられます。
日本が、行政主導でのゆっくりとした普及であるのに対して、北京でのサイクルシェアのスピードは驚くべきものです。また、日本では駐輪場が見つからないという難点があるのに対して、中国では土地もスムーズに見つかっているようで、あちこちにサイクルシェアのポートがあります。

まとめ:サイクルシェアは今後も伸びていく!?

サイクルシェアは従来のレンタサイクルとは違って、システムとスマートフォンを使って、IoT化、電子化されているのが特徴です。非常に便利で、簡単に自転車を借りることができます。

身分証明書などを使わずに、スマートフォンで確認し、クレジットカードや公共系ICカードなどで決済できるのが魅力です。これならば、短期滞在の外国人でも使いやすいよう配慮されています。海外の人でも使えるように、IoTなどを駆使して、英語対応も行って非常に利便性を高めているのが特徴です。あとは、いかにスムーズに返却してもらうか、マナーなどを守ってもらうかが重要となります。

サイクルシェアは、従来のレンタサイクルをよりIoTで発展させ、便利にしたものです。スマホを上手に使うことによって、自転車を借りることができるようになり、今後は東京だけでなく、大阪やその他の大都市圏にも発展していくものだと考えられます。

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