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クラウドファンディングの魅力!新しい出資スタイルが斬新なサービスを生み出す

インターネットのおかげで人々は手軽に情報の取得が可能になりましたが、手軽に出資が可能になったのもインターネットのおかげです。これまで、企業への投資といえば出資者は資産家、投資ファンド、ベンチャーキャピタル、銀行など圧倒的な資金を持っている者のみでした。個人投資もしっかりした知識や情報収集能力が必要でしたが、最近は出資者の顔ぶれが随分変わりました。

今回はそんな手軽な出資スタイル「クラウドファンディング」について、以下の要点に沿ってまとめました。

  • 資金需給問題はインターネットの繋がりが解決した
  • クラウドファンディングは不特定多数から少額ずつ集める新しい出資スタイル
  • 既存投資はリターン優先、クラウドファンディングは想い優先の傾向にある
  • クラウドファンディングは還元方法によって投資型、寄付型、購入型の3タイプがある
  • 斬新なサービスはクラウドファンディングが下支えの役割を発揮している

資金需給問題を解決したインターネット

起業家が出資を得るためには大変な労力が必要です。
今は世界一のブランド価値を持つと呼び声高いGoogleでさえも、出資者を募るために何度もピッチ(=投資家へのプレゼンテーション)をして自分達の事業を必死にアピールしたそうです。Amazonやアップルさえスタートアップの頃は出資者探しに苦労しています。

しかし時代はその頃と大きく変わりました。インターネットが発達することで、自ら考案したビジネスを世界中に発信することが簡単になりました。インターネットの普及で起業家と出資者を繋ぐ機会が格段に増えたのです。クラウドファンディングもその恩恵を授かった仕組みの一つです。

presentation

クラウドファンディングがスタートアップを助ける

クラウドファンディングは、群衆を意味するcrowdと資金調達を意味するfundingをかけ合せた造語です。
この仕組みは特にスタートアップ企業が事業を始める際に大いに役立つ仕組みとなっています。

クラウドファンディングの出資により、非常に成功したスマートウォッチPebbleは、投資家がビジネスモデルに懐疑的だったためクラウドファンディングで資金を集めました。するとその商品に共鳴する出資者が続出し、一週間という圧倒的な早さで10億円が集まり、肝心のPebbleは27万台販売を記録して大成功を収めます。クラウドファンディングは芸術面でも活用されていて、長編アニメーション映画「この世界の片隅に」や絵本「えんとつ町のプペル」など、一躍有名になった作品はクラウドファンディングの出資によるものです。

pebble

アメリカのクラウドファンディング

IT先進国アメリカでは2000年にクラウドファンディングのプラットフォーム「ArtistShare」がスタートしました。これはアーティストがCD発売前にユーザーがCD購入権を買うというサービスで、これがネット上でのクラウドファンディングの走りと言われています。
そして2009年にはKickstarterが登場しました。このKickstarterは世界最大規模の組織で、累積資金調達額は3000億円と他を圧倒しています。

クラウドファンディングの特徴

クラウドファンディングのキーワードは、不特定多数少額です。このキーワード2つで、クラウドファンディングが新しいタイプの出資スタイルであることをご理解いただけると思います。

不特定多数から資金調達

クラウドファンディングの特徴の1つが不特定多数から出資を受けられることです。上述したように、元来の出資は資金力を持った単独、もしくは少数による出資がベースでしたが、クラウドファンディングは不特定多数から調達できるため、圧倒的に資金調達が楽になりました。確実にインターネットのおかげです。

少額から出資ができる

日本の家計は古くから貯金に重点を置き、投資意識が低かったためお金が市場に回ってきませんでした。しかし、クラウドファンディングは1000円程度から出資できます。お手軽な金額から出資が可能なので日本人でも出資がしやすい仕組みとなっています。

目的から観る既存出資とクラウドファンディングの違い

既存出資とクラウドファンディングで大きく異なる点はその目的です。既存出資はリターンの最大化が目標となるため、当然リターン最優先の戦略を取ります。
収益のあがる見込みが少ない投資先より、収益が上がりやすい投資先を選ぶことになります。

一方でクラウドファンディングは起業家の想いを最優先する傾向があります。
すべてのプロジェクトがそうとは言いませんが、リターンよりもその起業家がどういったストーリーでそのプロジェクトを発案したのか、何を成し遂げたいのかをポイントに出資を決めている方が多いようです。そのため、利益を全く生まない(例えば、財布を無くしたので支援してください、というような)プロジェクトでも資金が集まったりします。

startup

クラウドファンディングのカタチ

クラウドファンディングはリターンによって大きく3タイプに分類できます。それぞれ特徴が異なるので、出資をする場合はリターンを判断材料にすると良いでしょう。

1:投資型

金銭的リターンを伴う型です。利率が良いプロジェクトであれば10%程度の利回りが期待できます。
ただし出資先の業績が大きくリターンに影響しますので、利益が出なければ、リターンはゼロになります。クラウドファンディングの中ではハイリスク・ハイリターン型のタイプになります。

2:寄付型

寄付型は金銭的リターンを伴わない型なので、善意による出資になります。プロジェクトを応援したい、助けたいという想いで成り立つ型です。サービスやお店の開業などのビジネス色が強いものから医療や難民支援など人道的な色が強いものまで様々です。
この寄付型は特に人道的なプロジェクトでお金が集まりやすい傾向になります。

3:購入型

購入型は出資により完成した商品やサービスの購入権がリターンとなる型です。クラウドファンディングの中では購入型プロジェクトが最も多いといわれます。
購入型と言う以上は、当然何かしらの商品またはサービスをリターンしなければいけませんし、リターンできるプロジェクトでなければそもそも購入型は成り立ちません。
過去にはピロリ菌除去キットや、ウェアラブルトランシーバー作成のプロジェクトに購入型が利用されています。IoT製品のプロジェクトも多く立ち上げられています。

関連記事:クラウドファンディングはIoTの実験場!第1回

代表的なクラウドファンディング

クラウドファンディングへの掲載は基本的に無料ですが、プロジェクトが成約(=資金が集まる)するとクラウドファンディング事業者に総額の20%ほどを手数料として支払います。事業者の登録は誰でもできるわけではありませんが、資金が市場に出回るため、日本政府としてもクラウドファンディングはうれしい仕組みなので、国もこの出資スタイルを推進しています。
今、日本には多くのクラウドファンディング事業者が存在しますが、今回は代表的な3つのクラウドファンディングを紹介します。

CAMPFIRE

日本におけるクラウドファンディングの中で最大級の規模で、購入型のクラウドファンディングです。アート系からビジネス系までと、ジャンルが多岐にわたっているため自ずと利用者が多いのが特徴です。堀江貴文氏やキングコング西野氏といった著名人もプロジェクトを立案しており、注目が集まるクラウドファンディングです。

campfire

READYFOR

2011年にスタートした、日本で初めてのクラウドファンディング。READYFORは人道的プロジェクトを重視しているため、成約時の手数料が比較的低く設定されています。

readyfor

FAAVO

コンセプトは「出身地と出身者を繋ぐこと」。そのためユーザーは応援したい県を設定し、その応援県のユーザーと一緒になってプロジェクトを盛り上げます。地方創生に主眼を置いたユニークなクラウドファンディングです。

faavo

斬新なサービスはクラウドファンディングから

斬新なサービスほど既存投資家からは資金調達がしにくい傾向にありますが、クラウドファンディングでは強いメッセージ性があれば資金は集まります。自らのビジネスモデルを実現したい起業家にとっては、これほど恵まれた出資の仕組みはないでしょう。
しかもプロジェクト立案にはお金がかからないのでやる気さえあれば誰でも挑戦ができます。ぜひクラウドファンディングを利用して自らの想いを実現してみてはいかがでしょうか。

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