snowboarding

【担当者注目】ニセコにオーストラリア人を集めた方法とは?

国内にも関わらず、まわりはみんな外国人。

お店へ行くと、お客さんも従業員も外国人ばかり。

日本にそのような場所があることを知っていますか?

北海道の西側にある「ニセコ町」という町は、多くの外国人が集まる町としてここ数年で注目を集めています。

中でもオーストラリア人の数は極めて多く、ニセコに訪れる外国人の半数以上を占めるそうです。

外国人への施策で悩んでいる担当者のかたは、ぜひ一度チェックすることをおすすめします。

今回は、

  • ニセコにおける訪日外国人(インバウンド)の状況
  • ニセコがオーストラリア人を魅了する8つのポイント
  • オーストラリア人を集めた、ニセコの地道なプロモーション活動
  • ニセコのインバウンドを拡大する、便利なアプリケーション

という流れで、ニセコがどのようにして外国人、特にオーストラリアの人たちを集めたのかを紹介します。

「外国人へのマーケティング施策になると、どうしたらよいのかわからない…」

とお考えのかたにとって、ニセコは一つのよい事例になるはずです。

事例を知っておくことで損はないので、まずは気軽にご一読ください。

まずは、ニセコにおける訪日外国人の状況を紹介していきます!

ニセコにおける訪日外国人(インバウンド)の状況

ニセコ町観光統計」によれば、外国人宿泊客は下記の通り、着実にその数を増やしていることがわかります。

syukuhaku

ニセコはもともと温泉の町として明治から栄えており、スキー場やホテルができはじめたのは高度経済成長のころでした。

今では、夏のアクティビティも増え、1年じゅう楽しむことができます。

実際にニセコを訪れた外国人観光客の声も

ニセコが大好きです。抜群の雪質、様々な施設、フレンドリーな雰囲気など、こんな素晴らしい場所は他にはありません。

引用:「観光おもてなし研究会 ~ニセコ町の取り組みについて~

ニセコに来るようになり、6年になります。オーストラリアで夏を過ごすより、ニセコで冬を過ごすのが大好きです。暑いオーストラリアから出て、ニセコに来る理由は、大量に降る雪と素敵な施設が立ち並ぶこの街が大好きだからです。

引用:「観光おもてなし研究会 ~ニセコ町の取り組みについて~

と、かなり満足度が高いことがわかりますね。

補足:観光客だけでなく居住者も集まっている

また、観光だけにとどまらず、ニセコに移住する外国人も増えているようです。

『数字で見るニセコ』 2017年5月版

『数字で見るニセコ』 2017年5月版

そのため、

  • 外国語の看板
  • 外国人スタッフがいるお店
  • インターナショナルスクール

など、町も外国人を受け入れる体制が整っています。

それにしても、なぜニセコはここまで外国人、特にオーストラリア人を魅了したのでしょうか?

ニセコがオーストラリア人を魅了する8つのポイント

ニセコがここまで外国人、特にオーストラリア人を魅了する理由。それは、

  1. 雪の質がよい
  2. 時差が少ない
  3. 夏のアクティビティも増え、1年じゅう楽しめる
  4. 9・11同時多発テロ以降、治安の良さが注目されている
  5. 成田空港からのアクセスがよい
  6. 現地の看板やサイネージがすべてきちんと外国語対応されている
  7. お店のメニューがきちんと外国語対応されている
  8. 接客も外国語対応されている

の8つです。

以下で詳しく見ていきます。

1. 雪の質がよい

ニセコの雪はサラサラのパウダースノーで、しかも人工でない自然の雪です。

パウダースノーは、スキーやスノーボードをするのに最適な雪で、欧米ではなかなかないそうです。

そのためニセコの「雪のよさ」がオーストラリア人を中心に発信され、外国人のあいだで人気が出ました。

niseko

2. 時差が少ない

オーストラリアの首都キャンベラと比べても、ニセコの時差は2時間です。

そのため、時差で体調を崩すことが少なく、気軽に行けるのも魅力的なようですね。

3. 夏のアクティビティも増え、1年じゅう楽しめる

以前までは

  • 冬は観光客が多すぎて施設が足りない
  • 夏は観光客が少なくて空き室ばかり

という状態だったニセコですが、

  • ラフティング(川下りボート)
  • SUP(スタンドアップパドルボード)
  • ジップライン(ワイヤーとプーリー(滑車)で滑り降りる)

など、夏のアクティビティも増えました。

長期で滞在する用の宿泊施設(コンドミニアム)も増え、数ヶ月の滞在も増えています。

4. 9・11同時多発テロ以降、治安の良さが注目されている

海外旅行をするときに、当然ながらその国の治安のよさも気にしますよね。

外国人観光客にとってもそれは同じことで、9・11同時多発テロ以降は、ニセコの治安のよさが注目されはじめたようです。

5. 成田空港・羽田空港からのアクセスがよい

海外からやってくる観光客は、成田空港や羽田空港で降りることがほとんど。

そのため、成田や羽田から飛行機で行ける北海道のほうが、長野などよりもアクセスがよいです。

志賀高原、蔵王、白馬など、日本にはニセコのほかにもよいスキー場はあります。

しかし、アクセスのよさで考えると、成田・羽田からそのまま飛行機で行けるニセコのほうがよいのでしょう。

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6.現地の看板やサイネージがすべてきちんと外国語対応されている

スキー場内の案内看板や、飲食店や不動産の看板、天候や積雪、リフトの運行状況を表示するデジタルサイネージなど、外国人観光客がストレスなく情報を受け取れるような状態になっています。

町中に英語の看板があふれ、まるで日本ではないようだ、という意見も多く見るほどです。

7.お店のメニューがきちんと外国語対応されている

前項でもあったように、ニセコ町では外国語でのinformationがしっかりと浸透しています。

飲食店のメニューも、「英語で書いた方がかっこいいから」という見た目の理由ではなく、「お客様にメニューの内容を伝えたいから」、外国語で書かれているのですね。

安価なうどん屋のメニューであっても、英語で表記され、「熱いので気を付けてください」といった注意も英語で壁に貼られているといいます。

こうしたきめ細やかで自然な外国語での対応が、外国人観光客に受け入れられているのではないでしょうか。

8.接客も外国語対応されている

ニセコ町のホテルの求人を調べてみると、「中級以上の英語力」が応募資格に書かれており、特に冬はアルバイトであっても英語力が活用できると人気の応募先となっています。

また、スーパーマーケットでも外国人観光客に対して英語での接客を行っており、ニセコ滞在客に対するホスピタリティは非常に高いものになっています。

参考:http://www.hokkaidolikers.com/articles/2396

このように、ニセコ町では外国人観光客の受け入れ態勢が整っており、片言であっても、英語でコミュニケーションを取ることでニセコ町のイメージはプラスに転じるでしょう。
「英語は話せない」と外国人観光客を乗車拒否するタクシーや、日本語でしか案内のない店では入店してもらえない可能性も高くなります。

ニセコの魅力8つのポイント

ここでまとめると、ニセコは

  1. 雪の質がよい
  2. 時差が少ない
  3. 夏のアクティビティも増え、1年じゅう楽しめる
  4. 9・11同時多発テロ以降、治安の良さが注目されている
  5. 成田空港からのアクセスがよい
  6. 現地の看板やサイネージがすべてきちんと外国語対応されている
  7. お店のメニューがきちんと外国語対応されている
  8. 接客も外国語対応されている

という8つのポイントが魅力となり、オーストラリアの人たちを集めています。

しかしニセコに外国人を集めているのは、その立地や条件、外国語対応だけではありません。

しっかりと地道なプロモーション活動をしていたからこそ、ニセコはここまで外国人が集まる町へと進化したのです。

オーストラリア人を集めた、ニセコの地道なプロモーション活動

ここからは、ニセコのプロモーション活動について紹介します。

ニセコでは、町役場を中心に

  • 外国人スタッフによるプロモーション
  • 多言語での情報発信
  • 道路・ホテル・飲食店などの多言語対応
  • 競合としているアメリカのスキー場を視察
  • 地元の観光事業者を対象に、観光についてのセミナーを開催

など、外国人観光客へ向けたマーケティング活動がさかんです。

ニセコ町のホームページを見ても、

  • 韓国語
  • 中国語
  • 台湾語
  • 英語

と4ヶ国語に対応しています。

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ニセコのインバウンドをすすめた、SNSの口コミ

先ほども紹介しましたが、ニセコの「雪のよさ」ははじめ、SNSなどの口コミで広まっていきました。

オーストラリアなど、欧州のスキー場は人工の雪に頼ることが多く、ニセコの「パウダースノー」は非常に魅力的なのです。

外国人に人気の「#Japow」とは?

日本のパウダースノーの人気は「Japow」という造語すら作ってしまいました。

「Japow」とは、”Japan”と”Powder Snow”を組み合わせた言葉です。

Instagramで「#Japow」と検索すると、外国人が日本のスキー場でとった写真を見ることができます。

ニセコ以外の地域でも、十分パウダースノーを楽しめる地域はありますよね。

そのため、SNSで「#Japow」を使って、世界中への集客を狙う地域が増えるかもしれません。

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SNSやアプリでインバウンドはまだまだ拡大できる

ニセコにオーストラリア人を中心とした外国人が集まっていることを紹介しました。

  • 平成25年度:約72,000人
  • 平成26年度:約85,000人
  • 平成27年度:約92,000人

とニセコを訪れる外国人の数はだんだんと増えており、

  • 外国人スタッフによるプロモーション
  • 多言語での情報発信
  • 道路・ホテル・飲食店などの多言語対応
  • 競合としているアメリカのスキー場を視察
  • 地元の観光事業者を対象に、観光についてのセミナーを開催

など、インバウンドを受け入れる体制も整っています。

また、外国人居住者も増えつつあり

  • 外国語の看板
  • 外国人スタッフがいるお店
  • インターナショナルスクール

など、町全体が外国人を受け入れるための施策をしていることがわかりました。

なぜニセコがここまで外国人を魅了するかというと、

  1. 雪の質がよい
  2. 時差が少ない
  3. 夏のアクティビティも増え、1年じゅう楽しめる
  4. 9・11同時多発テロ以降、治安の良さが注目されている
  5. 成田空港からのアクセスがよい
  6. 現地の看板やサイネージがすべてきちんと外国語対応されている
  7. お店のメニューがきちんと外国語対応されている
  8. 接客も外国語対応されている

という8つの理由があります。

中でも1の「雪の質がよい」ことは「#Japow」と呼ばれ、SNSで広まっていることがわかりました。

外国人の観光客を集める方法として、SNSの活用はとても大切ですね。

また、

  • 民泊アプリ「Airbnb」
  • 翻訳アプリ「Google翻訳」
  • メッセージアプリ「WhatsApp」
  • 乗換案内アプリ「Japan Trains」
  • タクシーの配車アプリ「UBER」

など、外国人の観光客がよく利用するアプリについても知っておくことで、さらにインバウンドの数を増やせるはずです。

インバウンドを増やすためにも、外国人の観光客が

  • どんなことを考えているのか
  • 日本の何に魅力を感じているのか
  • なんのサービス・アプリを使っているのか

など、まずは基本的なところから知っていきましょう!

インバウンド(訪日外国人向け)戦略で、地域を元気にする

課題に対してテクノロジーで解決しようとする場合、様々なアプローチの方法を提案することになります。
そうした提案の一つを、地方自治体向けのケーススタディでご紹介しています。

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