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インバウンドの経済効果は?インバウンドを成功させるための秘訣

日本ではいたるところで外国人観光客を目にすることが多くなりました。

観光庁の発表によると、2017年の訪日外国人観光客数は2,869万人と過去最高を記録し、前年度比19%増となりました。また訪日外国人の消費額は全体で4兆4,161億円と前年比17.8%増となり、こちらも過去最高を記録しています。

参考:観光庁、平成29年年間値(速報)及び平成29年10-12月期の調査結果(速報) http://www.mlit.go.jp/common/001217542.pdf

参考:観光庁、平成29年年間値(速報)及び平成29年10-12月期の調査結果(速報)
http://www.mlit.go.jp/common/001217542.pdf

訪日外国人による日本国内での消費は、今や一大ビジネスチャンスでもあります。
インバウンドによる売上を最大限に伸ばすためにはどのような対策が必要なのでしょうか。

以下では2017年の国別訪日外国人の割合と消費額、消費用途、経済効果について述べたあと、インバウンドを成功させるポイントについてまとめたいと思います。

2017年の国別訪日外国人の割合と消費額

観光庁の統計によると、2017年の国別訪日外国人のなかでも特に消費金額が高いのが中国・韓国・台湾・香港といったアジアからの観光客で、全体の約4分の3近くを占めます。

出典:観光庁

出典:観光庁

また、消費額について着目すると、中国だけで全体の消費額の約4割を占めます。消費額の上位5位は以下のようになっています。

1位:中国 1兆6,946億円
2位:台湾 5,744億円
3位:韓国 5,126億円
4位:香港 3,415億円
5位:アメリカ 2,503億円

訪日外国人の消費用途

訪日外国人はいったいどのような用途でお金を使っているのでしょうか。
2017年の訪日外国人旅行消費額の費目別構成比で消費額が大きいのは、買い物(1兆6,398億円/37.1%)、宿泊費(1兆2,451億円/28.2%)、飲食費(8,856億円/20.1%)、交通費(11.0%/4,870億円)、娯楽・サービス費(1,439億円/3.3%)の順になっています。
2017年、2016年を比べると、消費金額の違いはあれど、消費用途の割合には大きな変化はありません。

出典:観光庁

出典:観光庁

国別の消費用途についても統計が発表されています。
買い物で特に金額が大きいのが中国で、8,777億円とダントツです。この表から、中国人は買い物を目的に日本へ訪れていていることがわかります。
中国だけで訪日外国人観光客の消費額が全体の4分の1以上を占めるため、どの項目においてもトップの金額となっています。

アジアの中でも前年と比べて消費金額が+43%伸びている韓国についても注目すべきでしょう。

出典:観光庁

出典:観光庁

インバウンドが日本にもたらす経済効果とは

近年、日本人は消費に対してあまり積極的ではなくなってきています。この原因となっているのが所得の減少や価値観の変化などが挙げられます。また日本では今後少子高齢化がさらに進み労働者人口が徐々に減っていくため、日本国民のみで消費の大幅な上昇はあまり見込めません。

一方、インバウンドによる日本国内での消費はこれからも好調な見通しで、日本にもたらす経済効果は高いと見られています。
訪日外国人はそれぞれ目的があって日本を訪れますが、滞在中は宿泊費・飲食費・交通費が必ずかかるため、呼び込むだけで様々なところにお金を落とすことになります。

多くの業種でインバウンドによる経済効果が期待でき、近年では観光業、小売業、サービス業でインバウンドに力を入れているところも多くなっています。
特に2020年には東京オリンピックが開催されるため、これによる経済効果も期待されています。

オリンピック開催中には宿泊するホテルや旅館の不足が予想されており、いたるところでホテルの建設が進められています。
みずほフィナンシャルグループの試算によると、オリンピック・パラリンピックによる経済効果は直接効果・付随効果も含めると全体で約30兆円と見られています。

参考:みずほフィナンシャルグループ、2020年東京オリンピック・ パラリンピックの経済効果
https://www.mizuho-fg.co.jp/company/activity/onethinktank/pdf/vol008.pdf

インバウンドで地方活性化にも

インバウンドは旅行客の少ない地方であっても経済効果を期待できます。

訪日外国人は日本でしかできない体験を求めているため、例えば宿泊先に近代的なホテルのようなところではなく、民宿や古い家屋に泊まりたいという人も多くいます。

以下の記事の中では、日本人の旅行客が少なくなった地方の古民家や民宿に外国人観光客が多く訪れていることが紹介されています。
都会に比べて交通の便が悪い地方であっても、人とのふれあいやそこでしかできない魅力的な体験を求めて外国人観光客が訪れる可能性は大いにあります。

参考:Nippon.com,インバウンド新時代:民宿の「人情」は日本のツーリズムの原点
https://www.nippon.com/ja/currents/d00370/?pnum=1

インバウンドで訪日外国人を誘致するためには、どのようにその土地の魅力をアピールするかにかかっています。
自治体を挙げて外国人客を誘致するためのプランを用意したり、企業と協力してパッケージツアーを組むなど、インバウンドを成功させるポイントはアイデア次第といったところです。

インバウンドで成功するためには

インバウンドを成功するためには、訪日外国人に合わせたきめ細かいサービスが必要になります。具体的にどのような取り組みをおこなえばインバウンドの効果を高めることができるのでしょうか。いくつか例を挙げてみたいと思います。

  1. 外国語による接客
  2. 支払い手段の整備
  3. 他言語対応のウェブサイトの設置、SNSなどでの広告
  4. Wi-Fi環境の整備
  5. 公共交通機関や観光スポットでの他言語表示

1. 外国語による接客

訪日外国人が日本滞在中に一番不満に感じたことはコミュニケーションの困難さを挙げています。
日本人は英語をはじめとした外国語を話せる人が少ないため、コミュニケーションの困難さはサービスの低下を招きます。
来店客で訪日外国人が多いのであれば、語学が堪能なスタッフや外国人スタッフを雇用するなどの対策をおこなうことで、スムーズなコミュニケーションを期待することができます。

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2. 支払い手段の整備

訪日外国人の中でも多いのが中国からの観光客。多くの中国人は支払い手段としてWeChat PayやAlipayといったスマホでの決済か、銀聯というデビットカードを用いています。

◆関連記事:電子決済サービスの充実によって進むキャッシュレスのミライもご覧ください。

可能であればこれらの支払い手段をできるような環境を整えることでサービス向上につながり、リピーター客を増やすことにも役立つでしょう。

3. 他言語対応のウェブサイトの設置、SNSなどでの広告

訪日外国人は日本を訪れる前にインターネットを通して行きたい場所や買いたいものを調べています。
そのため、訪日外国人の目に触れやすいように広告を出したり、自社のホームページを他言語に切り替えることができるようにしたりすることでインバウンド効果を高めることができます。
海外向けにSNSを使って宣伝をおこなうのも拡散されやすくなるので効果はあるでしょう。

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4. Wi-Fi環境の整備

日本は他の国に比べて公共のWi-Fiサービスが少ないため、訪日外国人からすればインターネットで調べものをしたいときに不便です。
自治体などでWi-Fiを設置するなどして、訪日外国人の利便性を高めることも大切です。

5. 公共交通機関や観光スポットでの他言語表示

訪日外国人が日本に来て困るのが駅や地名などで日本語でしか表記されていないところです。
文字を認識できないことで迷って時間を無駄にしたり、目的地にたどり着けないこともあります。
調べものをしようにもWi-Fi環境がなく、人に聞いても言葉が堪能な人がいないので八方塞がりの状態におちいる観光客もいます。
訪日外国人にもわかりやすいようにできる限り他言語表示を心がけると良いでしょう。

まとめ

インバウンドは訪日外国人が不便に感じる点を改善し、日本でしか体験できないサービスや体験を用意することで成功に導くことができます。
これからも好調なインバウンドによる経済効果を享受するためにも、どの点を改善すれば売上につながるか分析し、しっかりとしたマーケティング戦略を立てることで最大限の効果を期待することができるでしょう。

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