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家電からホテル、駐車場まで!?意外と身近なIoT事例と未来

2016年は早くも4月に突入しました。この春からはじまる新しい生活に向けて、テレビや冷蔵庫、洗濯機などの生活家電を買いそろえた方も多いのではないでしょうか。地元から離れて生活を始めた人は、試験を受けたり就職活動をしたり、お部屋を決めるときにホテルを使った人も多いと思います。

じつは、あなたが買った家電や使ったホテルが、全てインターネットにつながるのもそう遠くはないかもしれません。

モノのインターネット=Internet of Things(IoT)とは?

今年に入ってから、IoTという言葉をよく聞くようになりました。気になって意味を調べると「モノのインターネット(Internet of Things)」と出てくるばかり…正直、モノのインターネットと言われてもよくわからないですよね。
コンピューターや電子機器がインターネットにつながっているというのは想像できるのですが、それ以外の連想がなかなか出てきません。

簡単に言うと、IoTとは”あらゆるものがインターネットにつながる”ということです。既に世の中にあるものでいうと、テレビをインターネットにつなぐことでドラマやアニメなどの専門チャンネルが見られるようになるのも、IoTのひとつと言えます。

実際にどのようなものがIoTなのか、事例を見ていきたいと思います。

インターネットにつながることで無限に広がる可能性

テレビをはじめとした生活家電では、ネットにつなぐことができる製品がすでに出始めています。

IoTの先駆けとも言えるのが、「象印 みまもりほっとライン i-Pot」ではないでしょうか。

象印 みまもりほっとライン i-Pot

実家に一人で暮らすおじいちゃん・おばあちゃんがお茶を入れるときにポットを使うと、離れたところで暮らす子供にメールで通知が届く。一見簡単なことにも見えますが、ポット×ネットのアイデアは革新的な商品だと思います。

Pluto

私が個人的にすごく欲しいのは、エアコン×ネット。「つけっぱなしで出かけてしまった!」、「帰宅するまでに部屋を涼しくしておきたいなぁ」というときに、スマートフォンから電源を操作できる「Pluto」というものが存在します。この機能が全てのエアコンに普及されれば、1日中エアコンがつきっぱなしになることもなく、何時に帰宅できるかわからないから早めにタイマーをつけておく必要もなくなるので電気代の節約にもなりますし、地球にも優しいですよね。ぜひ我が家のエアコンにもつけてみたいです。

冷蔵庫や洗濯機、ロボットクリーナーなどのあらゆる生活家電をインターネットにつなぐことでスマートフォンから操作ができたり、アラートや通知が届いたりする未来はそう遠くないのかもしれません。

東芝 スマート家電

家電だけじゃない!いろいろなモノとつながるインターネット

驚くべきことに、赤ちゃんやペットの健康管理まで、IoTによってスマートフォンひとつでできてしまう時代になりました。

Pacif-i

赤ちゃんのおしゃぶり×ネットを実現したPacif-iでは、赤ちゃんの体温や危険な場所に行っていないかをスマホで確認することができます。これと家の中の様子をスマホで見られるDropcam Proを組み合わせることで、家事に忙しいママでも赤ちゃんをしっかり見守ることができますね。

Whistle

犬の首輪に付けてペットの健康管理ができるWhistleというデバイスも発表されています。わんちゃんが何分歩いたのか、いつごはんを食べたのか、どのぐらいの時間寝ているのかなどが1時間ごとにログに残り、専用アプリでひと目でわかります。日々のログをSNSでシェアすることもでき、ペット好きの方には欠かせないアプリになるのではないでしょうか。

スマートフォン一つでホテルにチェックインできる日も近い!?

生活家電だけではなく、車や家の鍵、ホテルやロッカーなどもインターネットにつながる日もそう遠くはないかもしれません。

IEEEの発表によると、2025年までに自動車の60%がインターネットに接続すると予想されています。あと10年後には、車×インターネットが当たり前の世の中になっているかもしれませんね。

また、前回紹介したスマート宅配BOXでは、玄関に置いてあるBOXや公共ロッカーの開閉履歴や空き状況をいつでもどこでもスマートフォンから見れるようになるかもしれません。

そして、ホテルにチェックインするのもスマートフォンひとつで簡単にできるようになるかもしれません。

スマートホテルキー

スマート宅配BOXの技術をそのままホテルの扉に使うことで、スマートフォンを扉にかざすだけでチェックインができる「スマートホテルキー」というシステムが、2015年夏リリースを予定しています。これでカウンターでの面倒な手続きの必要がなく、時間を気にせずに観光を楽しむことができます。
もちろんホテル全室の空室状況屋開閉履歴は管理室からチェックできるので、連泊のお客様の部屋の清掃タイミングや、ルームサービスのタイミングなどもお客様に合わせてサービスを提供できるようになります。いつかそんな近未来的なホテルに泊まってみたいですね。

IoT技術でもっと駐車場が身近で便利に!(2015年11月追記)

駐車場検索をされるカーユーザーの方は年々増加しています。そういった中、最寄りのコインパーキングや駐車場の位置を検索できるサイトは存在しますが、その駐車場を予約したり、決済をオンラインでできるサービスがあったら便利ですよね。また、お店に行く際などに店舗備え付けの駐車場の空き状況やどういう駐車場なのかを確認できるサービスがあればさらに便利ですよね。これをすべて実現するのが、「eCoPA(エコパ)」です。
eCoPA公式サイト>>http://ecopa.in
ecopa

センサーやカメラを組み込んだポールを駐車場に設置し、車のナンバーを読み取るシステムで、お出かけ前に飲食店や商業施設の混雑状況が把握できたり、時間貸し駐車場を簡単に設置できたり、これまで以上に駐車場を身近で便利にするサービスの提供が可能になります。
駐車場の検索・予約・決済がポールとスマートフォンアプリによって簡単にでき、大規模なシステム投資を行うことなく駐車場の設置と運営が行えます。

以下、2016年2月追記しました。

IoTを活用したウェアラブルデバイスの多様化

アップルウォッチをはじめとした腕時計型や、グーグルグラスなど眼鏡型のウェアラブルデバイスは、この1年で数え切れないほど発売されました。
2015年に出荷されたウェアラブル端末の台数は7810万台という調査結果も出ています。

2015年の世界ウェアラブル端末出荷は7810万台でトップ3はFitbit、Xiaomi、Apple
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1602/24/news088.html

IoTを活用したウェアラブルデバイスはまだまだ進化し、多様化の一途をたどっています。

着るだけで生体情報の計測ができる衣料型ウェアラブルシステム

肌着として日常的に着ているだけで、姿勢、消費カロリー(活動量 )、心拍などの生体情報を計測できる衣料型ウェアラブルシステムを発表したのは衣料メーカーのグンゼ。「インターネットに繋がっている」ことをまったく意識することなく、データが蓄積され健康管理ができる、新しい発想のIoT製品といえます。

心電図や心拍数を継続測定。貼り付け型の研究用ウェアラブル生体センサ

こちらは体に直接貼り付ける生体センサ。オムロン・ヘルスケアが販売しています。使い捨てで稼働時間は96時間ですが、継続的に心電図や心拍を測定できるため、心臓に一過性の痛みがあった場合でも不整脈のデータを見逃さず、心疾患の早期発見・治療に役立てられるとされています。

IoTの家に住む。スマートハウス

住建メーカーや電力会社などが連携して、家庭内のエネルギー利用を最適にコントロールする家を提供しています。
太陽光パネルの発電状況、電力や水道の使用状況、室内環境などをデータ化。エネルギーを無駄遣いしない、スマートな未来の家です。

スマホが鍵になる宅配ボックス『スマート宅配BOX®』

インターネット通販の普及や一人暮らし世帯の増加による、宅配便の再配達の依頼件数の増加やオムニチャネル時代の新しい消費行動「いつでも買えて、いつでも受け取れる」ことを望むニーズを受けて、スマートフォンアプリを鍵にし、受取人がいなくても荷物を保管できる宅配ボックス『スマート宅配BOX®』を開発。

■スマート宅配BOX®の機能
 鍵の開閉は、スマートフォンアプリを使用。BOXにアプリをかざすだけの簡単操作。
これまで設置が難しかった一軒家をはじめ、マンションやオフィス、さらには、駅や空港といった公共施設まで、荷物を受け取りたい場所に設置することが可能。
スマート宅配BOXの資料はこちら

グラスをコースターに置くだけでおかわりが届くIoT製品「おかわりコースター」

おかわりコースター

利用者がコースターにグラスを置くと、グラス下部の取り付け部分に埋め込まれたLEDから発信されるランプ信号をコースターが受信し、コースターからキッチンのプリンターに情報が発信、プリンターは情報を受け取り、伝票が印刷されるという仕組みで、その後、キッチンのスタッフがドリンクを用意。ホールのスタッフは、キッチンで用意されたドリンクを受け取り、座席に届けることができます。
グラスを置くだけの「簡単さ」店員を呼ばなくてよい「頼みやすさ」により、ドリンク注文数の増加を狙っているようです。

■「おかわりコースター」で客単価の向上と業務の効率化を実現
「おかわりコースター」を導入することで
【利用者】
店員を探して、呼び止めて注文するという手間を省略できますね。

【店員】
オーダーをとり、キッチンに伝えるという手間を省くことができ、また、近年は外国人スタッフの増加によりコミュニケーションの簡素化、店舗オペレーションの効率化ができそうですね。

おかわりコースターのサイト

Usable IoT(ユーザブルアイオーティ)と言う考え方

IoTというとよくビックデータの解析、AIやインダストリー4.0などで言われる製造業の革新、センサーだけのコンセプトモデル等、日常生活とは少し離れたところで語られることが多いですが、本記事ではIoTが日常生活に溶け込んだ身近な事例を紹介してきました。

IoTは「日常生活においてこれまでは体験できなかった便利さを実現する、誰でも簡単に扱えるモノ」としてUsable(ユーザブル)であるべきとする概念があります。

UsableとはUser(使う人が) able(出来るようになる)。
つまり、以下の点がポイントになります。
・ユーザー視点である事
・課題を解決できる事
・すぐに使える事

IoTも同じく。そのためには、技術発想ではなく、ユーザー発想で設計し誰でも簡単に扱え、あることが当たり前で意識することがない、UsableなIoTが求められてくるのではないでしょうか。

10年後のあたりまえを、今から使いやすく
Usable IoTサイト

まとめ

普段あまり意識していない生活の中にも、たくさんのIoTの可能性が転がっています。
姿勢が悪くなる時間のログを残してくれる椅子、測るだけで自動でデータが蓄積される血圧計や体重計、観葉植物に水が少なくなったら通知が来るプランター、ビールがなくなったら自動的に厨房あるいはposなどに伝えてくれるスマートコースター、…
あなたの生活を便利にするだけでなくより豊かにするアイデアまで、IoTの可能性は無限大です。

今後、意外なモノがインターネットにつながり世の中に普及していくかもしれません。


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